
リンナイさんの「冷房・暖房・給湯」に使用できるハイブリッドシステムをご存じですか?

ハイブリッド給湯・暖房システムは「ヒートポンプユニット・タンクユニット・ガス熱源機」で構成されますが、ハイブリッド冷暖房・給湯システムは「ヒートポンプユニット・ガス熱源機・熱交換ユニット」で構成されています。
タンクユニットが無いのはなぜ?
ヒートポンプユニットは、冷媒に外気の熱を取り込んで、タンクユニットから循環する水にその熱を移すことでお湯にします。
お湯は、タンクユニットへためられます。
タンクユニットにたまったお湯はキッチン・洗面・シャワー等の給湯に使用されますが、お風呂への湯はりや複数の蛇口を同時に使用するような大量のお湯が必要な場合は、ガス熱源機(エコジョーズ)でお湯を沸かすことで湯切れを防ぎます。
リンナイさんの「エコワン」も同じです。
暖房は、ヒートポンプユニットで熱交換したお湯を床暖房に使用したり、浴室暖房や温水ルームヒーター等、高温暖房が必要な場合は、ガス熱源機(エコジョーズ)で沸かしたお湯を使用したりして、お湯を循環します。
つまり、タンクユニットのお湯はキッチン・洗面・シャワー等の給湯に使用され、暖房のお湯はガス熱源機(エコジョーズ)で沸かしたお湯の熱を利用しています。
これが主なハイブリッド給湯暖房システムのしくみです。
※リンナイさんの「エコワン」、ノーリツさんの「ユコア」の「給湯のしくみ」「暖房のしくみ」につきましては、以下の記事を参照してください。
ところが、同じリンナイさんの「寒冷地向けハイブリッド給湯・暖房システム」は、「ヒートポンプユニット・タンクユニット・ガス熱源機」で構成され、ヒートポンプユニットで熱交換されたお湯をタンクユニットにためるのは同じですが、そのお湯はガス熱源機(エコジョーズ)で更に沸かして、暖房に使用されます。
給湯はというと、ガス熱源機(エコジョーズ)で沸かしたお湯を使用します。
同じリンナイさんの「ハイブリッド給湯・暖房システム」ですが、しくみはいろいろです。
そして、同じリンナイさんの寒冷地向けでも、冷房の機能を持つ「寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システム」は、「ヒートポンプユニット・ガス熱源機・熱交換ユニット」で構成され、ヒートポンプユニットで熱交換されたお湯は、熱交換ユニットでガス熱源機(エコジョーズ)でつくられた高温のお湯から更に熱交換し、高温のお湯になって暖房に使用されます。
冷房は、ヒートポンプユニットで冷やした水を冷温水ファンコイルユニットに循環させて室内を冷やします。
給湯は、ガス熱源機(エコジョーズ)でつくられたお湯を使用します。
ヒートポンプユニットで熱交換したお湯は、更に熱交換するため熱交換ユニットに行くので、タンクユニットはありません。
寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システム
寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システムの特徴
「冷房・暖房・給湯」の3役
「ハイブリッド冷暖房・給湯システム」は、ヒートポンプユニット・ガス熱源機(エコジョーズ)・熱交換ユニットから構成され、戸建住宅全室の温水式暖房と、リビングルーム等2~3室の冷房に加え、給湯、お風呂のお湯はりまでひとつのシステムで対応できます。
夏の暑い時期のために別途でエアコンを設置する必要がなく、ヒートポンプユニットも1台で対応できるため、設置工事時の制約や手間が少なくなります。
地域によっては雪深い屋外に設置されるヒートポンプユニットは、専用の据置台を使用し、雪に埋もれることを防ぎます。
寒冷地への対応として、ヒートポンプユニットが外気温制御で停止しても、循環回路に凍結防止制御を搭載しています。
屋内に設置するガス熱源機は、タンクユニットがないため、少しのスペースがあれば設置可能です。
寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システムのしくみ
暖房の場合

「ヒートポンプ回路」
冷温水ファンコイルユニットやパネルヒーター、床暖房で使用する温水は、ヒートポンプユニットで熱交換されたお湯が、熱交換ユニットでガス熱源機(エコジョーズ)でつくられた高温のお湯から更に熱交換し、高温のお湯になって循環されます。
「熱源回路」
浴室暖房乾燥機で使用する温水は、ガス熱源機(エコジョーズ)で沸かしたお湯を直接循環させます。
空気の熱を利用する高効率の電気のヒートポンプと瞬時にお湯をつくるパワフルなガス熱源機(エコジョーズ)の組み合わせでエネルギーを有効活用し、光熱費節約と省エネをを実現します。
寒い地域でも給湯や暖房の能力不足になることがなく安心して使用できます。
冷房の場合

「ヒートポンプ回路」
冷房は、ヒートポンプユニットで冷やした水を冷温水ファンコイルユニットに循環させて室内を冷やします。
冷温水ファンコイルユニットは、温水が流れると暖房、冷水が流れると冷房になります。
1台のヒートポンプユニットで制御するため、最大3台の冷温水ファンコイルユニットを設置できますが、暖房と冷房を併用することはできません。
給湯の場合
給湯は、ガス熱源機(エコジョーズ)でつくられたお湯を使用し、キッチン、洗面、浴室に送ります。
浴槽の追いだきも、ガス熱源機(エコジョーズ)でつくられたお湯の熱を利用します。
寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システムのラインナップ
新築の戸建住宅で冷暖房も給湯もひとつにしたい方へおすすめです。
ハイブリッド冷暖房・給湯システム

| 品名 | 品番 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| ヒートポンプ | RHP-R87 | 779,900円 |
| ガス給湯暖房熱源機 | RHBH-RM246AFF2-1(A) | 402,600円 |
| 熱交換ユニット | RNKU-2314 | 194,700円 |
| 合計 | 1,377,200円 |
※2025年5月の価格です。
専用リモコン(無線LAN対応)

| 品名 | 品番 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| インターホンリモコンセット | MBC-301VCK | 75,900円 |
※2025年5月の価格です。
冷温水ファンコイルユニットとは?

| 品名 | 品番 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 冷温水ファンコイルユニット | RFU-K30A | 135,330円 |
※2025年5月の価格です。
複数の部屋を同時に冷暖房できます。
ヒートポンプユニット1セットで最大3台まで設置可能ですが、暖房と冷房を併用することはできません。
エアコンは、冷媒ガスを使用し、熱交換することで、冷たい空気をつくりますが、ファンコイルユニットは、ヒートポンプユニットで外気の熱を取り込んで熱交換した冷温水で冷暖房しますので、ヒートポンプユニットが1セットあれば、暖房も冷房もできることになります。
また、ファンコイルユニットによる冷水冷房は、エアコンに比べて冷風吹出温度が高く、部屋を冷やし過ぎることがないため、寒冷地の夏の気候に適しています。
まとめ
リンナイ「寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システム」につきまして、その特徴・しくみ・ラインナップをご説明させていただきました。
「冷房・暖房・給湯」の3役を、冷温水ファンコイルユニットを使用することで、1セットのヒートポンプユニットで対応できるため、別途でエアコンを設置する必要がありません。
また、同じリンナイさんの「エコワン」やノーリツさんの「ユコア」は、「ヒートポンプユニット・ガス熱源機・タンクユニット」で構成されていますが、「寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システム」は、「ヒートポンプユニット・ガス熱源機・熱交換ユニット」で構成され、タンクユニットがないため、屋内の設置スペースが少なくて済みます。
※リンナイさんの「エコワン」、ノーリツさんの「ユコア」の「給湯のしくみ」「暖房のしくみ」につきましては、以下の記事を参照してください。
寒冷地にお住まいの方で住宅の冷暖房・給湯設備をお考えの方は、「寒冷地向けハイブリッド冷暖房・給湯システム」も選択肢のひとつとしてはいかがでしょうか。
また、エコキュートの取り替えに付きましては、「キンライサー」がご相談をお受けします。
キンライサーでは、三菱電機、ダイキンをはじめとした国内主要メーカーのエコキュートを取り扱っており、多彩なラインナップからお客様の希望に合った機種をご提案しています。
※「キンライサー」につきましては、以下の記事を参照してください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




