トイレをリフォームしようと思うんだけど、予算がないの。
何か良い方法はないかしら?
TOTOのリモデル便器か、LIXILのリトイレが良いと思います。
手洗器付もありますよ。
便器の排水管の構造
今設置されている便器を取り外すと、便器の排水管があります。
排水管の位置(奥の壁からの寸法)は、便器の型式によって異なります。
現在売られている便器の排水管位置は、奥の壁から20cmです。
リモデル便器も、リトイレも、床排水管の位置を直さずに、便器の中にある排水アジャスターで排水管の位置を調整し、現在の排水管に接続できます。
排水管を奥の壁から20cmに上げ直す必要が無く、もし、手洗器付を選んだとしても、手洗器の排水は便器の排水管に接続することができます。
したがって、配管も床も直す必要がありません。
その分の費用がかからなくなります。
便器の給水管の構造
給水管の位置も、便器の機種と工事の仕方よって、便器に向かって左奥の床・右奥の床、便器に向かって左下の壁・右下の壁といろいろです。
現在売られている便器の給水管接続位置は、便器に向かって左奥です。
リモデル便器も、リトイレも、給水管はそのまま利用し、接続ホースの長さで調整します。
給水管を便器の左側に上げ直す必要が無く、もし、手洗器付を選んだとしても、手洗器の給水は、現在の給水管から分岐することができます。
したがって、配管も床も直す必要がありません。
その分の費用がかからなくなります。
トイレの中はどこまで改修するのか
ここで考えるのは、トイレの床材(クッションフロアー)を張り替えるのか?
壁のクロスを張り替えるのか?
便器の大きさ・形は機種によって異なるので、前に付いていた便器の跡が、新しく付けた便器からはみ出ることがあります。
床材(クッションフロアー)は張り替えた方が良いと思います。
予算がある方は、床を直すことを前提に、床下から上がっている給水管・排水管を上げ直してもらうという選択肢もあります。
リモデル便器。リトイレを使わずに済みますので、付けたい便器に合わせて、給水管・排水管を上げ直してもらえば、よりすっきりとしたトイレ空間になるでしょう。
給水管は露出している部分が多いほど、結露などで床を濡らす可能性が高くなります。
よけいな配管が無い方が、メンテナンス的にも良いと思います。
まとめ
予算を削減したいのであれば、便器はTOTOのリモデル便器か、LIXILのリトイレを選びましょう。手洗器付もあります。
少し予算に余裕があれば、トイレの床材(クッションフロアー)を張り替えましょう。
この機会に、トイレを改修しようと考えるならば、リモデル便器・リトイレは忘れて、好きな便器を選びましょう。
補足
今回は、TOTO・LIXILを紹介しました。
泡を使って便器を洗浄するPanasonicのアラウーノもリフォームタイプがあり、使い勝手は良いと思います。
TOTO・LIXILが陶器製に対して、Panasonicは樹脂製という違いがあり、陶器製より傷がつきやすく、研磨剤入りのブラシや研磨剤入りの洗剤は使用できませんが、陶器では作れない形状で、汚れが入り込まず、掃除しやすくなっています。
機能はそれぞれきちんと考えられており、甲乙つけがたいです。
便器の機能については、また次の機会にお話しします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。