飛び込みの業者さんに「あなたの家の床下を見せてください」「排水配管がつまっています」と言われたら詐欺を疑った方が良いかもしれません

給排水修理
博士
博士

先日、設備業者さんが訪ねてきて、「床下を見せてください」って言われたの。

助手
助手

見せたのですか?

博士
博士

床下の排水配管がが古くなって、勾配が悪く、配管がつまりかけているとのことで、配管洗浄をすすめられたの。

助手
助手

頼んだのですね?

博士
博士

「相談して決めます」と言って、帰ってもらったんだけど、「この機会にやった方がいいですよ。完全につまったら、配管を全部取り替えなければならないから」って言われて、どうしたものかと思ったの。

助手
助手

それは詐欺を疑った方が良いかもしれませんね。

博士
博士

そうよね。
配管洗浄を依頼する前に、自分で出来ることもたくさんあると思うし、いきなり飛び込みの業者さんに依頼しないわよね。

床下の排水配管がつまるのは?

長く使用していると、配管内に汚れが溜まっていき、流れが悪くなることがあります。

高層階の公営住宅やマンション・アパート等では、定期的に配管洗浄が行われると思いますが、一般住宅では、よほどのことがなければ、配管洗浄している方はいないのではないでしょうか。

キッチンの排水配管に油かす等が溜まって流れが悪くなったり、浴室の排水配管に髪の毛や垢が溜まって流れが悪くなったり、小便器が設置されていて、尿石が配管の中で固まってつまったりすることは考えられます。

確かに、定期的に配管洗浄することは、悪いことではありません。

配管内がきれいになることで、配管の効力が維持できますし、がちがちに配管がつまってしまって、配管を取り替えなければならないことも防げるでしょう。

でも、配管洗浄を依頼する前にやれることがあります。

予防も大切です

家まわりの排水桝を開けてみましょう。

キッチンの屋外にある排水桝の中に油かす等が溜まっているようであれば、シンクにそれだけの油かすを流しているということです。

揚げ物に使った油はごみとして処理していますよね。

ラーメンの残り汁も配管の中にこびりつきますから、シンクに流してはいけません。

野菜くずや食べ残したものは、シンクの三角コーナーで水を切って、ごみに出しましょう。

きちんと使用していても、少しづつ油かすは溜まっていきます。

ごみとして処理できるものは、シンクに流してしまわないように気を付けましょう。

シンク下に付いている排水の蛇腹ホースも定期的に外して、中を洗うと良いでしょう。

洗面化粧台の屋外の排水桝の中が汚れているようであれば、シャンプーした時の髪の毛等が流れているかもしれません。

流れが悪くなっても、排水口の網は外してはいけません。

髪の毛が直接排水口の中に流れると、洗面ボウルの下に付いている排水トラップの曲がりの中に髪の毛が溜まって、ますます流れが悪くなります。

風呂の屋外の排水桝の中が汚れているようであれば、頭や身体を洗った時の垢が溜まってきているのかもしれません。

ユニットバスであれば、掃除の際に、排水口の蓋を取って、中の髪の毛等を取り除き、きれいに洗うことも可能かと思います。

まずは自分で出来ることをしましょう

キッチンや洗面化粧台の排水の流れが悪いとか、風呂の残り湯を流すと排水口から水が戻ってくるとか、「ゴボゴボ」と音がして、配管がつまりかけていると思ったら、市販のパイプ洗浄剤を使ってみましょう。

それで流れが良くなるようであれば、定期的に使用してみるのも効果的だと思います。

そして、いよいよ流れなくなった時、配管洗浄を考えてみてください。

配管洗浄を相談するなら地元の知ってる設備業者さんにしましょう

いきなり、飛び込みの訪問業者さんに配管洗浄を頼みませんよね。

知っている業者さんはいないし、とにかく価格の安い業者さんに頼みたいのであれば、業者さんまかせにせず、配管の中を調べてもらう時も、立ち会って、最後は自分の目で確認してください。

そして、必ず見積りをしてもらいましょう。

適正な金額での工事を!

配管洗浄の手間は、配管の長さと建物の高さで決まってきます。

一般的な家庭で、水まわりは1階だけにしかない場合、キッチンとか風呂とか、1箇所なら¥15,000くらい、家一軒の屋内配管なら¥50,000くらいでしょうか。

ただ、排水のある器具の数量とか配管の材質とか配管の口径とか配管の汚れ方とか、いろいろな要素もありますので、費用は一概には言い切れません。

配管の勾配が悪かったり、修繕の必要がある配管もあるかもしれません。

工事内容を前もって確認することはもちろんですが、どれくらいの手間をかけてくれるのか、家の中は汚れないようにきちんと養生してくれるのか等、あたりまえのことをきちんとしてくれるのかも気になるところではあります。

見積りを見てもよくわからない部分は絶対ありますよね。

やはり、地元の知っている業者さんに相談した方が良いと思います。

信頼できる専門業者さんを紹介してもらえるとありがたいですね。

まとめ

屋内の排水配管洗浄を考える前に、まず、自宅のキッチン・洗面化粧台・浴室・トイレの屋外にある排水桝の中が汚れていないか確認してみましょう。

どんなにきれいに使っても、少しずつ汚れは蓄積します。

特に汚れている場所があれば、例えばキッチンならば、油かす等を流さないように工夫しましょう。

そして、定期的に市販のパイプ洗浄剤を使ってみましょう。

それでも流れが悪くなってきた場合、配管洗浄を考えましょう。

地元に知っている設備業者さんがいれば相談してみましょう。

信頼できる専門業者さんを紹介してもらい、説明をよく聞きましょう。

見積りをしてもらい、金額等確認の上、配管洗浄を依頼しましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク

タイトルとURLをコピーしました